【10-FEET(テンフィート)】通称「テンフィ」は、1997年に結成された京都出身の3ピースロックバンド。
チケット入手困難とされるモンスターフェス「京都大作戦」を主催しながら、親しみやすいミクスチャーパンクに乗せた人間味溢れるアツい歌詞、ラップ/ダミ声まで交えた自由自在なボーカル、サービス精神旺盛なライブパフォーマンスを武器に、年間100本に迫る勢いでライブに出続ける日本を代表するライブバンド。
おすすめ曲8選
RIVER

2002年リリースのインディーズ3rdシングル。
2ndアルバム『REALIFE』に収録。
聞きどころ
- 1音1音小刻みに鳴らされる虫の音のようなイントロ/アウトロの特徴的なギターフレーズ
- パワーコード主体のアッパーなギターにボリュミーなベース/フィジカルなドラムが合わさった、王道感ある軽快なパンクサウンド
- 聴く者の胸を打つパワーたぎるアツいボーカルと、2番サビ終わり間奏ギターソロからのダミ声ラップパート
- 曲のアクセントになっている、しんみり切なさ漂うサビ前のテンポダウン
- 自分が生き甲斐だと言って泣いてくれる人がいて、自分の拠り所となる帰るべき場所がある!ということを胸に、人生という河を共に生きていこうと寄り添ってくれる歌詞
VIBES BY VIBES

2005年リリースの3rdアルバム『4REST』に収録。
聞きどころ
- ポップパンク由来の勢いのいい高速ビート/硬質なギターがストレートに響く、疾走感溢れるノリのいいパンクサウンド
- サックスソロのような哀愁を帯びるサビ前のギターのメロディー
- 親近感のある関西弁をラフに盛り込んだ歌詞を、野太い声色で歌い回すAメロパート
- 力強いダミ声で、韻を踏みつつリズミカルに言葉を放っていくサビの骨太ラップボーカル
- 自分の本心と行き違う人間関係に疲れ、傷つき、落ち込んだ時に、ドンと胸を貸し、気持ちを奮い立たせてくれるようなエネルギッシュな歌詞
goes on

2007年リリースの10thシングル。
5thアルバム『VANDALIZE』に収録。
聞きどころ
- 出だしからラストまで一気に駆け抜けていくような、痛快な2ビートが心躍らせるハートフルなパンクロックサウンド
- 流暢に英語詞を織り交ぜつつ、時にラップのごとくスピーディーに、時に優しく伸びやかに歌い回していく力強い温かみある歌声
- 切なさを帯びるイントロのサビ/英語詞で歌われるラップ調なラスサビを、同じメロディで届けてくる巧みなボーカルアレンジ
- 消そうにも消せない辛く苦しい今の記憶を糧として、その先に待っている幸せに向かって進め!と、優しく導いてくれるような思いやり溢れる歌詞
1sec.

2009年リリースの11thシングル。
6thアルバム『Life is sweet』に収録。
聞きどころ
- 持てるエネルギーをそのまま注ぎ込んだような、硬質なギターリフが映えるアグレッシブで重厚感あるロックサウンド
- 性急感ある曲調から一気に、ムーディーなレゲエ調に様変わりする1番サビ終わりの曲展開
- 全編英語の歌詞を畳み掛けるように雄々しく歌い上げ、エネルギッシュにシャウトするボーカル
- 拳を突き上げ、声を張り上げたくなる男臭くパワフルなコーラス
- 米・西海岸ツアーを通してアメリカンな食事で太ったこと、「1秒にすべてをかける」エネルギーに満ちた現地バンドのファンキーさに感化されたことを綴ったユニークな歌詞
その向こうへ

2011年リリースの14thシングル。
7thアルバム『thread』に収録。
聞きどころ
- スカの要素を取り入れたビートにマイナー調なクセのあるギターリフ/グルーヴィーなベースを乗せた哀愁漂うエモいロックサウンド
- 声が割れんばかりに力強く、聞き手めがけて真っ直ぐ歌声を届けてくるエモーショナルなサビのボーカル
- 曲にアクセントをもたらす、さりげなく添えられた叙情的な鍵盤の音色
- 自分の理想とする未来が夢半ばで散ってしまったとしても、そのくすぶった感情をバネに、一つでも乗り越えて前へ進もうと促してくれるような人間味あふれるアツい歌詞
蜃気楼
2012年リリースの7thアルバム『thread』に収録。
聞きどころ
- 郷愁感のある柔らかな風を吹き込むイントロ/アウトロのアコギ調なギター
- オーソドックスなドラムビートに、刻み重視のハードでキャッチーなギターが乗る耳に優しいパンクサウンド
- 徐々にボルテージを上げ、サビでパワフルさの最高点を持っていく、聞き手に力を与えてくれるようなアツく豪快なボーカル
- 青春パンク感のある爽やかなコーラスの掛け合い
- 少年心を忘れ、ぎこちない毎日を送る今も、純粋に夢を語っていた少年時代も、どちらとも自分らしさだと改めて気付かせてくれるような心深くに刺さるハートフルな歌詞
アンテナラスト

2016年リリースの15thシングル。
8thアルバム『Fin』に収録。
聞きどころ
- 悠然としたアカペラではじまるイントロから、レゲエ調なリズムの、ほのぼのとしたAメロへの流れ
- Bメロから躍動感が増し、テンフィらしい熱量溢れるパンキッシュなサビへシフトしていく巧みな曲展開
- 聞き手の心にダイレクトに訴えかけ、気持ちを揺れ動かす魂のこもった沁みる歌声
- どんな自分とも真正面からぶつかり、包み込むように愛情を注いでくれた今は亡き祖母との思い出を綴った、誰しもの心を打つ泣きを誘う歌詞
ヒトリセカイ

2017年リリースの16thシングル。
8thアルバム『Fin』に収録。
テレビ東京系ドラマ『バイプレイヤーズ〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜』OPテーマ。
聞きどころ
- ロック始めたての衝動感/懐かしさを備えたいい意味で荒削りさのある、ど直球すぎるほど真っ直ぐなロックサウンド
- 心の内にある想いの丈を余すことなくぶつけてくるような、潔いほど突き抜けるソウルフルな歌声
- 曲の要所要所で合いの手をはさむ、清々しいハイトーンなコーラス
- 「もうこのセカイは…」と、聞き手それぞれに解釈の余地を残しつつも、言葉に出さないからこそ、あるがままの正直な感情や想いがダイレクトに伝わるんじゃないかと提起する深い歌詞