出典:公式サイト
【SPYAIR(スパイエアー)】は、2005年に結成された名古屋出身の4人組ロックバンド。
Contents
おすすめ曲3選
サムライハート(Some Like It Hot!!)
2011年にリリースされたメジャー4thシングル。
テレビアニメ「銀魂」のエンディングテーマに起用され、レコチョクアニメチャートで週間1位を記録。
- キャッチーさも兼ね備えたアグレシッブで骨太なバックサウンド
- 憂いを帯びた硬質なボーカルIKEの歌声
- ストリートでやっていた頃に味わった悔しさを表すかのような歌詞
ライブのラストを飾ることも多い、ファンも納得の定番の1曲。
現状ディストラクション
2013年にリリースされたメジャー12枚目のシングル。
映画『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』の主題歌に起用されたSPYAIR史上初の映画主題歌作。
- SPYAIRがデビュー以来ずっとテーマにしてきた"現状打破"というテーマとアニメ「銀魂」のストーリーにリンクした歌詞
- アップテンポで疾走感のある爽快なロックサウンド
- アニメの完結篇映画を彩るに相応しい完成度
イマジネーション
2014年にリリースされたメジャー14枚目のシングル。
人気バレー漫画「ハイキュー!!」のアニメOPテーマ。
【SPYAIR】の特徴
自由度の高いスタイリッシュなミクスチャーロック
疾走感溢れるメロディーに乗せたアップテンポな曲から、ボリューミーなベースサウンドにシックなギターリフが際立つヘヴィなラウド調の曲など、ジャンルの枠に囚われない、自由度の高いスタイリッシュなミクスチャーロックが特徴。
高い歌唱力で力強く歌い上げるボーカルIKE
そのスタイリッシュなサウンドにボーカルIKEの硬質な声が見事にフィットし、伸びやかに響き渡っていくようなロングトーンを歌いこなす高い歌唱力とともに、マイクを握りしめ、精魂込めて力強く歌い上げる歌唱スタイルも魅力。
完成度の高いライブパフォーマンス
結成初期から100回にも及ぶストリートライブによって磨き上げられた完成度の高いライブパフォーマンスもウリで、個々の技術もさることながら、この3人の楽器隊だからこそ醸し出せるタイトなアンサンブルが、ボーカルIKEの声と相乗効果的にマッチし、彼らが作り上げる極上のグルーヴ感が各方面から多大な人気を得ている。
メンバー

メンバー全員が愛知県出身であり、全員実家は自営業を営む。ライブでは「〜の息子」と自己紹介に付け加えるのが定番化している。
IKE(イケ)
池田英史(いけだ ひでふみ)。
写真左上。
ボーカル担当。
ぶどう園の息子。
声帯ポリープと急性声帯炎を併発し、音楽活動の存続も危ぶまれたが、順調に回復し、半年間の療養期間を経て、無事復活を遂げた。
KENTA(ケンタ)
笹部賢太(ささべ けんた)。
写真右下。
ドラムス担当。
ラーメン屋の息子。
MOMIKEN(モミケン)
籾山憲児(もみやま けんじ)。
写真左下。
ベース担当。
居酒屋の息子。
ほとんどの楽曲で作詞を担当し、SPYAIRのリーダーを務める。
インディーズ時代はガスマスクを被っていたが、メジャーデビューを機に目全体を覆うように黒いラインを入れている。
UZ(ユージ)
中井勇次(なかい ゆうじ)。
写真右上。
ギターおよびプログラミング担当。
ガソリンスタンドの息子。
全ての楽曲の作曲を担当しており、曲中のラップパートを歌うこともある。
バンド名の由来
ユーザーの入力情報やインターネットの閲覧履歴などが外部に自動送信され、個人情報が抜き取られてしまうようなコンピュータウィルス「スパイウェア(Spyware)」をもじり、1発で検索に出てくるような文字列に変え、命名された。
【SPYAIR】のこれまで
IKE、KENTA、MOMIKENで組んでいたバンドが解散したことに伴い、ギターが不在となったため、何度か対バンし、顔見知りであったUZを引き入れる形で2005年に「SPYAIR」を結成。
彼らは、結成当初からプロ志向が高く、「絶対音楽で飯を食っていく!」ことを念頭に入れていたため、結成から1年間は、曲作りと演奏技術の向上に専念する。
その1年のアイドリング期間が過ぎ、ファンも知名度もないゼロからのスタートとして、自分たちの音楽を知ってもらうためにと考え着いたのが、ライブハウスでファンを待つのではなく、"野外ライブ"を行なうスタイルであった(場所は、名古屋の繁華街のど真ん中に位置する栄広場)。
そこからは幾度となく栄広場で野外ライブを決行し、時には名古屋のライブハウスでワンマン公演を行うなど、徐々にライブ力を磨いていった彼らは、島村楽器主催のアマチュアバンドコンテスト『HOTLINE2007』で準優勝を果たし、地元の名古屋界隈だけでなく東京へも活動の場を広げる。
そして2009年には、初の全国流通版となるシングル「ジャパニケーション」、「感情ディスコード」をインディーズリリース。
さらには、結成当初から続ける野外ライブも3桁に迫る勢いで回数を重ねていった中で、彼らの持つポテンシャルの高さが広く知られ始め、数多くの大手メジャーレーベルからオファーが殺到する。
そして、2010年に「Sony Music Associated Records」より1stシングル「LIAR」をリリースし、そのデビューシングルがTBS系土8ドラマ『ハンマーセッション!』の主題歌に大抜擢されるなど、バンドキャリアの第1歩を華々しく飾った。
その後も「BLEACH」や「銀魂」といった人気アニメのテーマソングへの起用、韓国最大のロックフェス『JISAN VALLEY ROCK FESTIVAL』への出演、アルバム『Rockin’ the World』で韓国デビューも果たすなど、バンド活動をより一層活発化。
しかし、これからますます人気に拍車がかかっていくだろうと思っていた矢先に、喉を酷使し続けていたためか、ボーカルIKEが「声帯ポリープ」「急性声帯炎」を併発し、バンド休業を余儀なくされる。
この時、自分の喉の病気のせいでSPYAIRの活動に穴を開けてしまうことに人一倍責任を感じたIKEは、独断でSPYAIR辞める宣言をTwitterに投稿してしまい、メンバーやファンを一時困惑させる。
そんなIKEの行動が騒動の発端となってしまった訳ではあるが、喉を商売道具とするIKEの病気によってバンド存続も危ぶまれていた中で、全員が悩みに悩み抜いた末、SPYAIRを続ける選択肢しかないことを再認識し、半年間の療養期間を経てバンドは復活。
そこからは、休業前よりも一段も二段もギアを上げたかのように、積極的にホールツアーなどを敢行し、2015年には富士急ハイランドのコニファーフォレストで、延べ10000万人を動員した大規模な野外ライブを成功に収めるなど、目覚ましい活躍を見せ、フェスなども賑わせる人気バンドの1つとしてロックシーンを牽引している。