【PELICAN FANCLUB(ペリカンファンクラブ)】は、2012年に千葉で結成された4人組ロックバンド。
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おすすめ曲3選
Dali
2015年にリリースされたデビュー1作目となるセルフタイトルの2ndミニアルバム『PELICAN FANCLUB』のリード曲。
- 一聴しただけで一気に惹き込む不思議なオーラを纏った中毒性のあるモダンなサウンド
- 耳にまとわりついて離れないエレクトリカルなギターフレーズ
- 透明感のあるサビのファルセットに加えて、特徴ある歌い回しと独特の揺らぎを持ったボーカル
- 徐々に勢いづいていく煌びやかな大サビのフィナーレ感
記憶について
2016年にリリースされた3rdミニアルバム『OK BALLADE』のリード曲。
- 爽やかな疾走感が冴える子気味のいい王道ギターロックサウンド
- サウンドをタイトに引き締めるテンポのいいリズム隊のアンサンブル
- クセなく耳にスッと入ってくる伸びやかなボーカル
- 曲のアクセントになっているテンポダウンするラスサビ前のアレンジング
Night Diver
2017年にリリースされた待望の1stフルアルバム『Home Electronics』に収録。
- 疾走感に溢れた瑞々しいロックサウンドに乗る、ほどよく抜けた清涼感のある歌声
- イントロと間奏、アウトロに流れる夜特有のミステリアスな雰囲気を帯びた陶酔感のあるメロディー
- 一緒になってシンガロングしたなくなるラスサビ前のla la laのコーラスパート
【PELICAN FANCLUB】の特徴
洋邦ハイブリッドな立体的サウンド
ポストパンクやドリームポップ、シューゲイザーといった洋楽エッセンスがベースにありながら、独特のビート感に加えて、ドリーミーで多幸感に溢れ、知らぬ間に不思議な浮遊感に苛まれるような、どの音楽ジャンルにも括れない、洋邦ハイブリッドな立体的サウンドが特徴。
振り幅の広い豊富な楽曲ラインナップ
時に疾走感を纏った爽やかなロックナンバーからキャッチーでリズミカルな踊れるアップナンバー、しんみり落ち着いたスローバラードまで、多彩なルーツを持つメンバー各々の感性を相乗的にブレンドした、振り幅の広い豊富な楽曲ラインナップも魅力。
独特の雰囲気を纏った表現力豊かなボーカル
PELICAN FANCLUBの最大の個性であるフロントマン・エンドウの歌声も魅力で、伸びやかで透き通るようなハイトーンボイスから、激しくエモーショナルなシャウトまで歌い回す、聞き手をグッと惹き込む独特の雰囲気を纏った表現力豊かなボーカルもウリ。
楽器隊の面々の高い演奏力
曲ごとに多彩に色合いを変え、流麗でテクニカルなフレーズを慣らしていくギター、高揚感を煽るようにダンサブルなビートを刻むドラム、たゆたうような揺らぎが心地いいベースラインなど、特徴的なボーカルを支える楽器隊の面々の高い演奏力にも定評がある。
様々な顔をのぞかせるセンス溢れる歌詞
聞き手の想像力を掻き立て、言葉遊びを自在に散りばめたトリッキーなものから、誰しもが共感できるシンプルな言葉で綴ったストレートなものまで、様々な顔をのぞかせるセンス溢れる歌詞も魅力。
メンバー

エンドウアンリ
ボーカル&ギター担当。
主に楽曲の作詞を担当。
小学生の時に『ONE PIECE』の映画主題歌だったBUMP OF CHICKENの「sailing day」をキッカケに音楽にハマり、レディオヘッドを入り口として洋楽にも手を広げていった。
また、コクトー・ツインズの「エリザベス・フレイザー」の独特な揺らぎをもった歌メロの乗せ方や歌い回しに多大に影響を受け、自身のボーカルに活かしている。
カミヤマリョウタツ
ベース担当。
時にはシンセやコーラスも担当し、ボーカル・エンドウと共に作詞作曲もこなす。
ボーカル・エンドウとは地元が一緒で小中学校の同級生。
エンドウとは中学に入ってからBUMP OF CHICKENの話題で盛り上がり、おふざけでダンサーメンバーも加えたコミックバンドをやっていた。
シミズヒロフミ
ドラムス担当。
脱退した前のドラマーに代わり加入。
元々はギター・クルマダとは同じ大学の先輩後輩で、バンドを組んでいたことがある。
また、小学生の頃にドラマで曲を聴いたTHE BLUE HEARTSをキッカケに革ジャンの似合うパンクロックバンドを好んで聞いていた。
バンド名の由来
ボーカルのエンドウが前に組んでいたバンドの曲で「PELICAN」という曲があり、千葉の先輩バンド「或るミイ」のギター・田中に"ペリカン エンドウ"を呼ばれていたことに由来。
そして、エンドウが学業専念のためにバンド活動をせず、音源をネットに上げるようなソロ活動をしていた時に名乗っていたのがPELICAN FANCLUBで、それをライブのブッキング担当だったギター・クルマダがバンド名だと勘違いして出場登録してしまったことでバンド名としても名乗るようになった。
【PELICAN FANCLUB】のこれまで
エンドウ・カミヤマのバンドとクルマダが組んでいたバンドが対バンなどで何度か顔を合わせいく内に「一緒に音楽をやりたい」という思いを内心で募らせていった中で、お互いのバンドが解散した頃合いで2012年に結成。
2014年10月、タワーレコード限定の100円シングル『Capsule Hotel』をリリースし、耳早リスナーの間で大きな話題となる。
その後、前ドラマーの脱退を機にクルマダの誘いを受けたドラムス・シミズが加わる。
2015年1月、タワーレコード限定の1stミニアルバム『ANALOG』をリリースし、全10公演にわたるレコ発ツアーを開催し、ツアーファイナルの下北沢SHELTERでキャリア初のワンマンライブを行った。
2015年8月、ロックファンの間では名の知られたインディーズレーベル「UK.PROJECT」の傘下にあるDAIZAWA RECORDSより、セルフタイトルの2ndミニアルバム『PELICAN FANCLUB』で堂々デビュー。
そして、全国のタワレコスタッフが話題になる前のアーティストをいち早くピックアップする企画「タワレコメン」に選出されると共に、全国14カ所をまわる自身最長のレコ発ツアーを敢行し、ツアーファイナルのワンマンライブでは満員のファンを大いに湧かせた。
さらにはレコ発ツアーと並行して[Alexandros]やBIGMAMAなども出演するレーベル主催のイベント「UKFC on the Road」や「スペースシャワー列伝」「MINAMI WHEEL」など各地のイベントに出演を重ねる。
2016年6月、3rdミニアルバム『OK BALLADE』をリリースし、全公演に「The Mirraz」をゲストバンドに迎えつつ、東名阪3都市でレコ発ツアーを開催。
2016年9月、同じレーベルメイトの「ウソツキ」「polly」と共にレーベル設立15周年記念ツアー「代沢まつり」を全国5カ所で開催し、盛況に収める。
2017年5月、人気の都市型室内ロックフェス「VIVA LA ROCK」に初出演を飾ると共に、待望の1stフルアルバム『Home Electronics』をリリースし、東名阪3都市でのワンマン公演を含む全10公演のレコ発ツアーを開催した。
その後も、「Betham」や「yonige」、「パノラマパナマタウン」といった気鋭の若手バンドとの対バンが数多く組まれるなど、どんなジャンルのバンドとも渡り合える独特な音楽性を武器に、メジャーシーンに爪痕を残す可能性を秘めた若手バンドの一角として注目を浴びている。